リハビリセラピスト、PT・OT・STが妊娠したら、職場にいつ報告する?
はじめに
PT・OT・ST、セラピストが妊娠したら、いつ職場に報告するか迷いませんか?
リハビリ科には、女性スタッフも多く在籍しているため、妊娠・出産は身近な事柄かと思います。
スタッフ数が、多い職場では、先に妊娠・出産を経験したセラピストの先輩がおり相談できる人もいると思いますが、恵まれた職場ばかりではないのが現状です。
10年以上働き、自身の体験と周りの報告を経験しました。この記事を読むことで、今後職場への報告方法の一助となるかと思います。
妊娠が分かったら
セラピストに限らず、子供を望んでいる方なら、「あれ?妊娠したかも?」と思うタイミングがあるかもしれません。
最近は、薬局等で簡単に妊娠検査薬が手に入る為、まずは市販の検査薬で検査をします。陽性反応がでたら、病院に行きます。
正常な妊娠の場合、妊娠5週でほぼ100%の割合で、子宮内に胎嚢が観察できるとされているので、初診の時期は5週頃(生理予定日から1週間後)、遅くとも6週初めに受診がよいとのこと。
私も、妊娠が分かったとき、待ち望んでいたのでまずは、妊娠検査薬で陽性を確認してから産婦人科に行きました。
仕事をしていると、受診のタイミングも難しいと思います。私は平日休みがあった為、ちょうど5週目に産婦人科に受診しました。この時、胎嚢のみ確認でき、心拍は確認できませんでした。また、2週間後に来てくださいと言われました。
さすがに、心拍確認できてないのに、職場への報告はできないと思いました。ただ、仕事柄、起き上がりや移乗動作の介助や歩行訓練、トイレ動作訓練等、重症度の高い方へのリハビリ介入。週1回でしたが、訪問リハビリにも自転車で行っていたため、赤ちゃんがちゃんと大きくなっているか不安で仕方なかったのを覚えています。
職場へ報告
7週目に入り、再度産婦人科に受診したところ、無事に心拍が確認できていました。 ただ、子宮のまわりに出血の跡があるから、無理しないように!と言われました。無理しないようにの程度が分からず聞いてみましたが、普通の生活を送る分には問題がないとのことでした。
この無理しないようにって、かなり主観的で難しいですよね。ここまでは、大丈夫というのも自己判断ですから。
心拍が確認できたので、早いですが7週目に上司に報告することにしました。 理由は、訪問リハビリに自転車で行っているため、代わりの人にお願いするか、自転車ではない方法で行くか相談するためです。
妊娠中も自転車に乗っている人はいます。乗ったからと言って、流産するとは限りませんが、私は無理をして、赤ちゃんがダメになるのは絶対に嫌だったので、この時点で上司にのみに報告することにしました。
私は、この時点で報告してよかったです。なぜなら、訪問リハビリは他の方に代わっていただくことになりましたが、一緒に同行し申し送りの期間も含め、約1か月を要したからです。報告や相談をして、すぐ次から代われる職場はそう多くないと思います。何事も早めの報連相です。
ベストな報告するタイミングは?
結論!!
この時期に報告するのがいいというタイミングは無い!!自分次第です☆
★セラピスト仲間の意見★
・つわりが酷くて初期に報告
・初期に、上司以外には報告してませんでしたが、つわりが酷くて周りに気付かれました。
・不妊治療して、やっと授かったのですぐに報告
・心拍が確認できたので、上司と近しい同僚のみに報告しました。
・介助量が重い人が多いので、上司にまず相談しました。
・安定期に入るまで、誰にも言いませんでした。
・安定期に入ってから、同じリハビリスタッフには報告しました。
安定期に入るまで言わなかった。という方もいますが、やはりこの仕事は体を使う仕事です。無理は禁物!!
介助量が多いと、どうしても全身の力を使いますし、体力勝負になります。 また、訪問リハビリに従事しているスタッフは、都内ですと自転車で移動することが主になると思います。自転車がダメというわけではありませんが、転倒等のリスクを考えると怖くなります。
どうしても安定期に入るまで言いたくない!という理由がない限り自分や赤ちゃんを守るため、自分自身が後悔しない行動が大切!!引継ぎやリスク管理等を含めて、他のスタッフや患者様・利用者様のためにも報告は早めにしましょう。
つわりが酷い場合は、仕事をお休みすることもあります。また、仕事中も休息を要することもあるでしょう。周りに報告し、無理せずに働ける環境があるといいですよね。
まとめ
現在、妊娠が分かり職場にいつ報告しようか?。。。と迷っている方も多くいることでしょう。 私は、上司のみに先に報告し、他のスタッフには安定期に入ってから報告しました。報告するタイミングって本当に難しいですよね。
遅かれ早かれ職場には、絶対に報告する必要が出てきます。 リハビリの仕事は、どうしても体を使う仕事です。妊娠はとても神秘的で、新しい命が生まれるなんて、おめでたいことです^^ あまり悩み過ぎずに、ご自身のお身体を一番に考えて、行動されることを願ってます。